こころ(選段)
夏目漱石
ある日私は久しぶりに學(xué)校の図書館に入りました。私は広い機(jī)の片隅で窓からさす光線を半身に受けながら、新著の外國(guó)雑誌を、あちらこちらと繰り返して見ていました。私は擔(dān)任教師から全校の學(xué)科に関して、次の週までにある事項(xiàng)を調(diào)べてこいと命ぜられたのです。しかし私は必要な事柄がなかなか見付からないので、私は二度も三度も雑誌を借り替えなければなりませんでした。最後に私はやっと自分に必要な論文を探し出して、一心にそれを読み出しました。すると突然幅の広い機(jī)の向こう側(cè)から小さな聲で私の名を呼ぶものがあります。私はふと目を上げてそこに立っているKを見ました?!はその上半身を機(jī)の上に折り曲げるようにして、彼の顔を私につけました。ご承知の通り図書館では他の人の邪魔になるような大きな聲で話をするわけにゆかないのですから、Kのこの所作は誰(shuí)でもやる普通のことなのですが、私はその時(shí)に限って、一種変な心持ちがしました。
Kは低い聲で勉強(qiáng)かと聞きました。私はちょっと調(diào)べ物があるのだと答えました。それでもKはまだその顔を私から放しません。同じ低い調(diào)子で一緒に散歩しないかと言うのです。私は少し待っていればしてもいいと答えました。彼は待っていると言ったまま、すぐ私の前の空席に腰を下ろしました。すると私は気が散って急に雑誌が読めなくなりました。なんだかKの胸に一物があって、談判でもしにこられたように思われて仕方がないのです。私はやむを得ず、読みかけた雑誌を伏せて、立ち上がろうとしました。Kは落ち著き払ってもう済んだのかと聞きます。私はどうでもいいのだと答えて、雑誌を返すと共に、Kと図書館を出ました。
譯文
|心|
有一天,我久違地走進(jìn)學(xué)校圖書館,坐在長(zhǎng)桌的一個(gè)角落里,一面沐浴著窗外射進(jìn)來(lái)的陽(yáng)光,一面不斷地翻閱著新到的外國(guó)雜志。指導(dǎo)教師叫我在下周之前查閱與專業(yè)相關(guān)的某些事項(xiàng)。但是我要查的那些東西總也找不到,因而反復(fù)借了好幾次。最后總算是找到自己需要的論文,便專心致志地讀起來(lái)。這時(shí)忽然有人在長(zhǎng)桌對(duì)面小聲叫我的名字。我抬頭一看,原來(lái)是K站在那里。他在桌子上探過(guò)身,把臉靠近我。眾所周知,圖書館里是不能高聲談話、妨礙別人的。K的做法本來(lái)極平常,誰(shuí)都會(huì)如此。然而那時(shí)的我卻感到很詫異。
K低聲問(wèn)我在學(xué)習(xí)嗎?我說(shuō)我查些東西??墒撬哪槻](méi)有離開我,仍然低聲說(shuō)我們?nèi)ド⑸⒉桨?。我回答說(shuō)那需要稍等一下才行。他說(shuō)我等你,就在我面前的空位上坐下來(lái)。一下子我的精神再也無(wú)法集中,雜志也看不下去了。不知怎的,我總覺(jué)得K心里有事,是來(lái)同我談判的。我只好把沒(méi)看完的雜志倒扣在桌面,正準(zhǔn)備站起來(lái),這時(shí)K十分平靜地問(wèn),看完了嗎? 我回答說(shuō)無(wú)所謂。便還了雜志和K一起出了圖書館。
1. 片隅:角落,一隅。
2. 一心:專心于……,集中精力于……。
3. 心持ち:心情,情緒。
4.一物:企圖,陰謀。
5.伏せる:倒扣,朝下放。
語(yǔ)法:
1わけにゆかない
わけにはいかないわけにはゆかない,
表示“(按照社會(huì)常識(shí)、道德)不可……,不能……”。也作“わけにはいかない”。
2て仕方がない
Naで/AくてNて形)十仕方がない,表示“特別……,……得不得了”。
3かける
かける,表示“做一半,沒(méi)做完,快……了”